句碑・歌碑

自然に抱かれた東吉野村は、またの名を深吉野と呼ばれています。その深吉野で原石鼎をはじめ、数多くの俳人が句を詠んでいます。また、村では「俳句の里づくり事業」の一環として句碑も数多く建てられています。

1.日の神が青嶺の平照らします
山口誓子 | 大字萩原
2.瀧の水直ぐ透き通る神の淵
山口誓子 | 大字小
3.朴の花たかだかと咲くまひるまを みなかみにさびし高見の山は
前登志夫 | 大字木津
4.あるときは一木に凝り夏の雲
原裕 | 大字小
5.白雲に峯はかくれて高見山 見えぬもみぢの色ぞゆかしき
本居宣長 | 大字杉谷
6.深吉野の闇かきわけて蛍狩
鷹羽狩行 | 大字大豆生
7.よき淵へ降りる径あり宮涼し
森田峠 | 大字三尾
8.霊地にて天降るしだれざくらかな
能村登四郎 | 大字杉谷
9.おのづから伊勢みちとなる夏木立
桂 信子 | 大字鷲家
10.国栖人の面をこがす夜振かな おのづから人澄む水の澄める里
後藤夜半・後藤比奈夫 | 大字中黒
11.千年の杉や欅や瀧の音
草間時彦 | 大字滝野
12.月の出の木にもどりたき柱達
鈴木六林男 | 大字木津川
13.絶滅のかの狼を連れ歩く
三橋敏雄 | 大字大又
14.冬菊のまとふはおのがひかりのみ
水原秋桜子 | 大字平野

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